表現者であろう。ひたむきに。

絵画を観るのには、体力が必要だ。
描いた人の想いが、1枚に凝縮されている。

 

同じく想いがこもった「作品」でも
音楽だと時間を味方にできるけれど、
絵画は、一気に押し寄せてくる。
だから私にとって、絵画は戦いなのだ。
大きなエネルギーに、対峙しなくてはいけないのだ。

 


て、ここまで気合いいれる
必要はないのかもですが😂
それくらいのインパクトが、あると思ってる。
だから気軽に行けないの。
今まで混んでる美術館で何度くらくらした事でしょう。

 

だからね、この間久しぶりに美術館に行けたのは
本当に嬉しくて嬉しくて。
お仕事の合間ながら、人が少ない中
鑑賞を楽しむ事ができました。
(招待してくれて、本当にありがたやああ)

 

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三菱一号館美術館で現在行われてる
「印象派・光の系譜」
撮影許可が出ていたものたちを載せるね(*´ω`*)

 


印象派が人気なのって、もちろん色彩が
綺麗だからとかもありながらも

 

私が感じるのは、今まではこれを描いてと
求められているのに従ってた画家たちが
「自分たちが今、ここで表現したいこと」
素直に筆をすすめてみるという所にも
あるのではないかなあ、と。

 


今までの常識を打ち破ろうとする分
試行錯誤もあっただろうけれど

 

そこに対する想いが強いからこそ、
作品にまで昇華できた物を見て
私達は心を揺さぶられるのだと思う。

 

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「目の前の情景を自分なりに表現したい」という思い。
そのひたむきな姿。


それを感じて、私は毎度感銘を受ける。
泣きそうにすらなる。

 

 

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どんな方法だとしても
私達は生きている間
なにかしらで表現活動をしている。

 

その表現活動って、この地球上の美しさを
表現していたいのかな、と。

 

美しさって、色んな種類があるけれど。
キラキラ的なものだけでなく
どす黒いものだって美しさという部類に入ると思うから


私達は、それぞれなにかしらの
美しさを表現しているのよね。

 

自分なりの方法で。

 


そう思うと、本当に泣けてくるの。
私達、精一杯表現しているじゃないか、と。

 

こんなに様々な想いが詰まった世界は
なんて面白くて素晴らしいのだろう、と。

 

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これからも表現者であろう。
一瞬一瞬を、感じきろう。
それこそが、この地球にいる理由だと思うのだ。